一部の企業環境では、ユーザーに提供されるワイヤレス証明書を使用して、デバイスをワイヤレスネットワークに接続する必要がある場合があります。このガイドでは、これらのワイヤレス証明書をMagic Leap 2にインストールする方法について説明します。
*実際のユーザーインターフェースは日本語にも対応しています。画像が英語になっておりますがご了承ください。
注記: Magic Leap 1とは異なり、ワイヤレス証明書はデバイスのUIを介して、またはAndroid 10対応のデバイス管理ソリューションを使用してのみインストールできます。ADBコマンドで証明書をインストールすることはできません。
前提条件
- Magic Leap Hubがインストールされている必要があります。
- Magic Leap 2では開発者モードが有効で、不明なソースを信頼するように設定する必要があります。
- Magic Leap Hubと同じコンピューターにダウンロードされたワイヤレス証明書
対応する証明書の種類
- EAP-TLS認証
- CAルート証明書 (PEM形式) およびクライアント証明書 (PKCS#12/PFX 形式)
- EAP-TTLS認証
- CAルート証明書（PEM形式）およびユーザー名/パスワード
- EAP-TTLSにクライアント証明書は必要ありません
証明書のインストール
次の手順では、証明書をデバイスに追加してから、ルート証明書とユーザー証明書の両方をインストールする方法をご紹介します。
デバイスへの証明書の追加
- Magic Leap HubまたはADBコマンドを使用して、デバイスの「ダウンロード」フォルダにルート証明書とユーザー証明書をコピーします。以下は、ADBを介してデバイスのダウンロードフォルダに証明書をプッシュする例です。これらの例は、以下を前提としています。
- 証明書ファイルがあるディレクトリと同じディレクトリからADBコマンドを実行している
- デバイスのUSBデバッグが有効になっている
- デバイスがコンピュータに接続され、「adb devices」を実行すると認識される
$ adb push mltest01_user_cert_with_privkey.pfx /sdcard/Download
$ adb push mltestdomain-root.cer /sdcard/Download
$ adb push mltest03/mltest03.pfx /sdcard/Download
$ adb push mltest03/mltestdomain-root-CA.cer /sdcard/Download
- Magic Leap 2の「ダウンロード」フォルダにファイルが表示されることを確認します。
- Magic Leap 2で、[設定] > [ネットワークとインターネット] > [Wi-Fi] > [Wi-Fi 設定] の順に移動します。
- 「証明書をインストール」をクリックします。
ユーザー証明書のインストール
- 「ダウンロード」フォルダがまだ選択されていない場合は、左上のアイコンをクリックして「ダウンロード」フォルダを選択します
- 右上のアイコンをクリックし、「リストビュー」を選択してリストビューに変更します
- インストールするユーザー証明書を選択します (この例では、「mltest01_user_cert_with_privkey.pfx」)
- 証明書のパスワードを入力して証明書を抽出します
- ネットワークを設定する際に証明書を識別しやすいように、覚えやすい名前を証明書に付けてください。
- ドロップダウンメニューから「認証情報の使用」を「Wi-Fi」に変更します
- [OK] をクリックしてインストールを完了します。
- 「<証明書名> がインストールされています」というメッセージが画面の下部に短時間表示されます。
ルート証明書のインストール
- 「証明書のインストール」を再度選択します
- 「ダウンロード」フォルダに移動します
- インストールするCAルート証明書を選択します (例では「mltestdomain-root.cer」)
- ネットワークを設定する際に証明書を識別しやすいように、覚えやすい名前を証明書に付けてください。
- 「認証情報の使用」設定をドロップダウンからWi-Fiに変更します
- [OK] をクリックしてインストールを完了します。
- 「<証明書名> がインストールされています」というメッセージが画面の下部に短時間表示されます。
