Japan RoHS(別名J-MOSS)は、日本の資源有効利用促進法と必須の業界標準JIS C 0950(電気/電子機器の特定の化学物質の含有表示方法)を示しています。
改正された資源有効利用促進法では、企業に対して、特定の種類の電気/電子製品に6種類の危険物質の存在を示すよう求めています。JIS C 0950は、電気/電子製品に含まれるこれらの6種類の危険物質に関して、次のように濃度限度を定めています。
鉛(Pb)およびその化合物:0.1%
カドミウム(Cd)およびその化合物:0.01%
六価クロム(Cr6 +)およびその化合物:0.1%
水銀(Hg)およびその化合物:0.1%
ポリブロモビフェニル(PBB):0.1%
ポリブロモジフェニルエーテル(PBDE): 0.1%
J-MOSSでは、2006年7月1日以降に製造された、または日本に輸入された製品において、指定された濃度限度を超える上記物質が含まれている場合、それらの製品には、JIS C 0950(電気/電子機器の特定の化学物質にラベルを付ける方法)に従って含有マーク(オレンジ色のJ-MOSSマーク)を貼付する必要があります。製品に含まれる特定の物質の量が濃度限度未満の場合、または濃度限度を超えているが許可済みの適用除外により認められた限度内の場合、生産者は当該製品に緑色のJ-MOSSマークを貼付することができます。
次の表には、2006年7月1日以降に製造された、または日本に輸入されたJ-MOSSに準拠するMagic Leap製品が記載されています。Magic Leapは現時点で、その製品に緑色のJ-MOSSマークを貼付していません。
該当する製品:Magic Leap 1 Lightwear/Lightpack(M1010、M1012)、Control(M2012)、Hub(M7010)
コンポーネント |
製品組成 |
Pb |
Hg |
Cd |
Cr(VI) |
PBB |
PBDE |
Magic Leap 1 Lightwear/Lightpack、Control |
ハウジング |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
プリント基板 |
* |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
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カメラ、赤外線LED/レーザー |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
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ハードウェア |
* |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
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ケーブルアセンブリ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
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ハブ |
ハウジング |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
プリント基板 |
* |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
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ハードウェア |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
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ケーブル |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
「○」は、対象物質の量が濃度限度未満であることを示しています。
「*」は、対象物質の量が濃度限度の適用除外の範囲内であることを示しています。