音声の録音、Magic Leap 2のカメラへのアクセスなど、アプリによって要求する権限が異なる場合があります。
権限は [設定] メニューから変更できます。特定のアプリに付与された権限を管理するか、権限の種類と、それらの権限が承認もしくは拒否されたアプリを確認できます。さまざまな権限にアクセスするには、[設定] > [プライバシー]に移動します。
アプリと共有される情報
Magic Leapプラットフォームで実行するアプリでは、想定通りにアプリを機能させたり、特定の機能を有効にするために、Magic Leap 2デバイスから特定の情報にアクセスする必要がある場合があります。一部の情報は、アプリの実行をサポートするために必要なため、Magic Leap 2デバイスで動作するすべてのアプリから自動的にアクセスされます。ただし、一部のアプリは他の情報へのアクセスを必要とする場合があります。このような場合、アプリが実行に必要な情報にアクセスする前に許可を求める必要があります。Magic Leapは、この記事に記載されている使用例以外でデータを使用する権利を留保する場合があります。各アプリの提供者のプライバシーポリシーを確認し、お客様のデータの収集、使用、開示方法を確認されることをお勧めいたします。このようなアプリケーションに関連する第三者との契約、および当該第三者のプライバシーとデータセキュリティの慣行を確認することは、お客様の責任となります。Magic Leapでは、サードパーティーのアプリケーションについて責任を負いかねます。利用可能なアプリの権限は、Androidの権限に基づいています。
以下は、アプリと自動共有される情報の例です。これらの情報へのアクセスは、Magic Leap 2のデバイス設定により、お客様またはお客様の雇用主が無効にする場合があります。アプリ提供者との情報共有を希望しない場合は、その提供者のアプリをインストールしないでください。
インターネット: アプリはMagic Leap 2が使用しているインターネット接続にアクセスできます。ただし、Magic Leapのプラットフォームは、SSID(ネットワーク名)やBSSID(MACアドレス)など、接続に関する情報を共有するように設計されていません。
IMU、3軸加速度計、ジャイロスコープセンサー: アプリがMagic Leap 2のデバイスに搭載されているIMU、加速度計、ジャイロスコープセンサーからのモーション情報にアクセスできるようになります。
パーセプション: 手の位置、特定の動作情報(動作の速度や方向など)、ジェスチャー、コントローラーの位置などにアクセスできるようになります。頭の位置や動きなど、一部の知覚情報は、バックグラウンドで実行中のアプリも含め、実行中のすべてのアプリがアクセス可能です。例えば、この情報はいつ、どのようにアプリとインタラクションしているかを把握するために使用されます。
マーカートラッキング: 環境内のマーカー(aruco マーカーなど)に関する情報 (現在地に対する各マーカーの位置など)にアクセスできます。この情報は、アプリケーションがお客様の物理的な環境を理解するために、バックグラウンド実行中も含め、いつでもアクセスすることができます。
空間アンカー: アプリは、環境内に配置された固定のアンカーに関する情報(World Modelの空間マップにおける自分の位置に対する各アンカーの位置など)にアクセスできるようになります。
その他: また、バッテリー残量、バックグラウンドでのデータのアップロードおよびダウンロード機能、デジタル著作権管理証明書、ウェブビュー、メディアプレーヤーの統合情報など、より機密性の低いデータや機能にもアクセスできるようになります。
お客様の許諾後に利用可能になるデータ
以下は、アプリがアクセスするためにお客様の許可が必要な情報の例です。アプリが初めて情報にアクセスする前に、これらのデータへのアクセスを要求することが必要となります。アプリに付与した権限を変更したい場合は、Magic Leap 2の端末設定からいつでも変更することができます。
カメラ: アプリにこの権限を付与すると、画像やビデオを撮影する目的でMagic Leap 2デバイスのカメラにアクセスすることができ、一部の限られたコンピュータビジョン処理のユースケース(QRコードや顔やオブジェクトにフィルターを重ねる目的など)にも使用できます。
マイク: アプリにこの権限を付与すると、Magic Leap 2デバイスの近距離および遠距離マイクにアクセスしてオーディオストリームをキャプチャできます。
空間マップ: アプリにこの権限を付与すると、アプリの実行中(バックグラウンドで実行中のものを含む)に周囲の World Model 空間マップにアクセスできます。アプリは、環境内で表示してご利用の環境に合わせて操作を行うためにこの情報を必要とします。
音声コマンド: アプリにこの権限を付与すると、アプリはMagic Leap 2デバイスのマイクにアクセスし、カスタムボイスコマンドを作成することができます。
アイトラッキング: アプリにこの権限を付与すると、アプリが目の動きに関する情報を反映する目的で、お使いのMagic Leap 2デバイスのアイトラッキングカメラにアクセスできるようになります。